2026年7月18日の朝から、大阪府柏原市の黒田神社・御劔神社の夏祭りを見てきました。柏原の夏祭りにはだんじりと布団太鼓の両方が登場するのですが、この日この時間帯に元気よく動いていたのは黒田神社地区のだんじり。御劔神社地区は、まだ本番前で神社前にだんじりと布団太鼓が並んで留め置かれている状態でした。

「天王さん」と呼ばれる御劔神社(本郷地区)
柏原駅から西北へ歩いて数分の御劔神社は、地元で「天王さん」と親しまれている神社です。氏地は本郷地区。由緒によれば、藤原時代の萬壽2年(1025年)、五畿内で悪病が流行した際に、村の安全を願って京都・東山の吉田御殿に誓願し、御神体を授かったことが始まりだと伝わっています。祭神は素盞鳴命(すさのおのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)の三柱です。

五段重ねの布団太鼓、出番を待つ姿
御劔神社の祭礼で担がれる本郷地区の布団太鼓は、明治時代に製作されたもので、五段重ねの布団に加え、四隅を飾る「トンボ」や、太平記・源平合戦などを題材にした彫刻が施された、なかなか豪華な太鼓台なのだそうです。訪れた朝の時間帯はまだ本番前で、だんじりと並んで神社前に留め置かれている状態。動いている姿は見られませんでしたが、静かに出番を待つ二基の存在感だけでも十分見ごたえがありました。
今町・古町・大正東・大正西の氏神、黒田神社
もう一社の黒田神社は、今町・古町・大正東・大正西の4町の氏神として知られています。この日はこの4町のだんじりが元気よく町を練り歩いていて、朝から掛け声と太鼓の音があたりに響いていました。ちなみに同じ柏原地区の上市は、今年は暑さ対策の都合で夏祭りを見送り、秋祭りのみの開催になったのだそうです。年によって参加する町が変わるのも、地域のお祭りらしいところかもしれません。



朝の柏原の街を進むだんじり
朝の時間帯は日差しもまだ穏やかで、だんじりを見て回るにはちょうどいいコンディション。旧街道の面影が残る道を、だんじりが威勢よく方向転換しながら進んでいく様子は、何度見ても飽きません。地元の方々が朝から総出で準備している姿からも、祭りへの愛着が伝わってきました。
柏原駅前「YAEI」でひと休み
黒田神社・御劔神社地区を一通り見終えたあとは、柏原駅前にあるアサイーボウルのお店「YAEI」さんでひと休み。頼んだグリークヨーグルトが美味しくて、朝から歩き回った体に染みわたりました。砂糖不使用でフルーツの自然な甘みを活かしたメニューが揃っていて、暑い季節の祭り歩きにはぴったりのお店です。

足を延ばして、安堂町・二宮神社の夏祭りへ
ひと休みしたあとは、近鉄大阪線で一駅、安堂駅方面まで足を延ばしました。ここで行われているのは二宮神社の夏祭りで、黒田神社・御劔神社の地区とはまた別の氏地になります。同じ柏原市内でも氏神さまが違えば祭りの雰囲気も少し変わるもので、この日巡った中では一番地元密着な、こぢんまりとした温かさを感じるお祭りでした。

安堂駅前ロータリーの見せ場「ぶんまわし」
安堂町のだんじりは、二宮神社の境内に小屋を構える1町1社のだんじりで、祭りの本番では安堂駅前ロータリーでの「ぶんまわし」(だんじりをその場でぐるぐると回転させる豪快な演出)が名物になっているそうです。この日訪れた時間帯は、ちょうど町内をゆったりと巡行しているタイミングでしたが、駅前という開けた場所でのだんじり曳行はやはり見応えがありました。
まとめ
黒田神社・御劔神社地区のだんじりと、安堂町・二宮神社地区のだんじり。同じ柏原市内でも氏地が違えば見える表情も少しずつ違っていて、1日で2つの夏祭りを味わえたのは贅沢な時間でした。御劔神社の布団太鼓と、安堂駅前の「ぶんまわし」、どちらも次回はぜひこの目で見てみたいと思います。



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