2026年7月18日、大阪市生野区・鶴橋から猪飼野にかけてのエリアを歩き、弥栄神社と御幸森神社、2つの夏祭りを見てきました。鶴橋、猪飼野、勝五、岡、それぞれの地区のだんじりが見られる、この界隈ならではの賑わいを楽しんできたのでレポートします。

弥栄神社(彌榮神社)ってどんな神社?
生野区桃谷にある弥栄神社は、文禄年間(1592〜1595年)に出雲国の熊野大社から勧請されたのが始まりと伝わる神社です。元々は「牛頭天王社」と呼ばれ、旧・木野村の氏神さまだったそうですが、明治5年(1872年)に今の「彌栄神社」という名前に改められ、村社になりました。さらに明治43年(1910年)には、旧・岡村の御館神社も合祀されているとのこと。今回見てきた「岡」のだんじりが登場する背景には、こうした歴史のつながりがあるようです。

御幸森神社の夏祭りと、弥栄神社の夏祭り
もうひとつの目当てが、御幸森天神宮の夏祭り。ここでは猪飼野保存会と勝五地車保存会のだんじりが、毎年変わらず3日間にわたって曳行されています。3日目夜になると、猪飼野・勝五に加えて弥栄神社の鶴橋若中会のだんじりとお神輿までもが神社前の道路に集まり、盛大なパレードが行われます。
もとは別々だった祭りがひとつに
面白いのは、この合同開催の歴史がまだそれほど古くないということ。もともとは弥栄神社の鶴橋若中会(木之村)と、勝五地車保存会(小路村)、御幸森天神宮(猪飼野)は、同じ日でもそれぞれ別々に祭りを行っていたそうです。それが数年前から一緒に開催されるようになり、地域を盛り上げようという流れで今のような大規模な合同祭りに育っていったのだとか。鶴橋・猪飼野・勝五・岡と、複数の地区のだんじりを一度に見られるのは、こうした経緯があってこそなんですね。


コリアタウンを抜けるだんじりの迫力
猪飼野といえば、生野コリアタウンのすぐそば。異国情緒あふれる商店街の脇を、法被姿の祭り人たちが元気よくだんじりを曳いていく光景は、この地域ならではのユニークな組み合わせです。狭い路地を巧みに操りながら進む姿に、思わず足を止めて見入ってしまいました。

まとめ
鶴橋、猪飼野、勝五、岡と、それぞれ由来の異なる地区のだんじりが一度に見られる、生野区ならではの夏祭り。もともと別々だった祭りが地域の力でひとつになっていったという歴史を知ると、街を練り歩くだんじりの姿がより一層味わい深く見えてきました。来年もぜひ見に行きたいと思います。





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