令和最初の岸和田だんじり祭り

だんじり

9月14日、恒例の岸和田だんじり祭りを見てきました。
秋祭りシーズンの到来です。
だんじりと言えば岸和田。岸和田と言えばだんじり。
全国区の祭りとして知られるようになって随分経ちます。

私が現地へ見に行くようになったのは20年程前の話です。
20年程前は9月14日15日の固定で行われていたこの祭りも、今や時代と共に土日開催となっています。
ですが今年は暦の巡り合わせで例大祭同日の開催となっていました。

今回は14日のみの限られた時間での見物となって残念でしたが、しっかりと雰囲気を味わってきました。

春木地区

岸和田だんじり祭りと一括りにしがちですが、大別すると9月祭礼と10月祭礼があります。
全国的にメディアに取り上げられるのは9月祭礼の方で、今回はまず春木地区から見物してきました。

南海本線春木駅を下車すると、駅前でやりまわしが行われていますので、駅のホームからでも見えます。
駅前で見るのも良いのですが、時間がなかったのでだんじりをより間近で見れる町中での見物でした。
狭い道のやりまわしは全力では無い時もありますが、勢いを肌で感じられるので私は好きです。だんじりが通過する際の地響きとか木の撓る音とか、曳き手の息遣いや所作など、耳で目で肌で感じられる事は現地見物ならではの醍醐味です。


旧市地区

よくテレビなんかで見る駅前やカンカン場といった見せ場でのやりまわしは春木地区のお隣、旧市と呼ばれる旧市街地区にあります。
こちらも南海岸和田駅前でやりまわしが行われていますが、駅は高架化され、ホームからでは見えません。駅前も一般人は少し見にくくなっています。
で、私はいつも商店街の中とか浜側まで移動して見ています。

正味、法被着てないとやりまわしポイントに近づく事すら難しいです。
旧市地区のやりまわしを間近で見るなら試験曳きの日がおススメです。
が、やっぱり本祭りの日とは絶対的に雰囲気は違います。
だんじりを見るなら試験曳き。祭りを味わうなら祭礼日。といった感じでしょうか。

今回は時間が無さ過ぎて、宮本町の商店街やりまわしのみしか見られませんでした(笑)

岸和田は別もん

毎年見てても毎回カッコいいと思ってしまいます(^O^)/
数々のだんじり祭りを見てきていますが、岸和田は別もんという感覚がやっぱり有ります。

真似して出来るものでは無いし、ましてや町が醸し出す雰囲気は意図して作れるものではないです。
日常に深く溶け込んだ文化であるからこその祭りだという事が現地を歩くとそこかしこで感じる事が出来ます。

よく、祭りは非日常と表現されますが、岸和田では限りなく日常に近いものなのだと思います。365日の内のだんじりを曳く日という感覚。
ホンマに素敵な町だと思います。

夜曳行の準備を横目に見ながら、この日は岸和田を後にしました。

この後は羽曳野市へ移動しました。
その模様は次の記事で。

ご精読ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました